WordPressサイトを運営している事業者から「サーバー乗り換えを検討しているが移行作業が不安」「PHPバージョンアップで現サーバーから別サーバーに移したい」「自分で移行を試したらリンク切れ・画像表示崩れが大量発生した」といった声をよく耳にする。WordPressのサーバー移行はDB・ファイル・ドメイン・メールの4つを連動させる繊細な作業で、1か所のミスでサイトダウンや検索順位下落を招く危険性がある。
本記事では、運用保守の現場視点で評価したWordPressサイト引っ越し・サーバー移行の代行サービスを8社選び、料金・対応範囲・移行期間・保証体制といった実務的な比較軸でまとめた。サーバー乗り換えやリニューアルを検討している事業者・Web担当者の業者選定材料として活用していただきたい。
WordPress移行代行サービスで重視すべきチェックポイント
「サイトの移行ができればどこでもいい」と考えがちだが、実運用では以下の項目が移行成功率と移行後の安定運用を大きく左右する。
- 1サイトあたりの基本料金と複数サイト時の割引
- 対応サーバー数(移行元・移行先のレンタルサーバー対応範囲)
- 移行期間(標準何営業日か、特急対応の有無と料金)
- 移行後の動作確認・修正対応の保証期間
- SSL(HTTPS)化・常時SSL対応の有無
- ドメイン移管・DNS切替の代行範囲
- メールサーバー・メールアカウントの移行対応
- 移行失敗時の損害賠償保険・補償体制
- 休日・夜間対応や移行タイミング指定への柔軟性
- 移行後の保守契約・継続サポートの有無
特に「他社制作のWordPressサイト」を移行する場合は、独自にカスタマイズされたテーマ・プラグインが多用されているケースがあり、表面的な移行では機能が動かなくなるリスクがある。実績の豊富な専門業者を選ぶことで、こうしたトラブルを未然に回避できる(出典 WordPress引越しセンター 公式サイト)。
WordPressサイト引っ越し・サーバー移行代行サービス8選
サイト引越し屋さん

参照元 https://site-hikkoshi.com/
- 株式会社サイト引越し屋さんが運営、累計3,000件以上の業界最大手
- 最大1億円のサイバーリスク保険に加入、移行失敗時の補償体制が万全
- WordPress移行・無料ブログ移行・他システムからの移行に専門特化
サイト引越し屋さんは2010年から運営されている移行代行専業の老舗で、累計3,000件以上の実績を持つ業界最大手。WordPress移行を主軸にしながら、無料ブログ(はてな・Amebaなど)からWordPressへの移行・他CMS(MovableType等)からの移行・SSL化対応・ドメイン移管・SEOを意識した301リダイレクト設定まで一貫対応する。
最大1億円のサイバーリスク保険に加入している点は他社にない強みで、万一の移行失敗時にも企業として補償できる体制を整えている(運用保守の現場では「絶対に失敗できない法人サイトの移行」「ECサイト・予約システム連動サイトの移行」など、リスクが大きい案件で第一候補となる老舗)。
料金体系
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| WordPress移行(基本) | 要見積もり | サーバー間移行・SSL化・動作確認 |
| 無料ブログからの移行 | 要見積もり | はてな・Ameba等からWP化 |
| 他システムからの移行 | 要見積もり | MovableType・Joomla等からWP化 |
料金は問い合わせベース。豊富なオプション(保守管理・SEO移行設定)と組み合わせ可能。
- サービス名
- サイト引越し屋さん
- 運営会社
- 株式会社サイト引越し屋さん
- 所在地
- 横浜市
- 対応エリア
- 全国(オンライン対応)
- 移行実績
- 累計3,000件以上
- 補償
- サイバーリスク保険最大1億円加入
WordPress引越しセンター

参照元 https://center.u-fellows.co.jp/
- 株式会社U-Fellowsが運営、1サイト30,000円〜・複数サイト割引のシンプルな料金体系
- 主要レンタルサーバー20社以上に対応、最短即日対応も可能
- 移転後の不具合・調整は3か月間無料サポートで安心
WordPress引越しセンターは株式会社U-Fellows(東京都千代田区)が運営する移行代行サービスで、1サイト30,000円(税抜)の明朗会計が強み。エックスサーバー・さくらインターネット・ConoHa・CPI・ロリポップなど主要レンタルサーバー20社以上に対応し、通常7営業日以内・特急なら2営業日対応も可能。
複数サイトの場合は最大18,000円/サイトまで段階的に割引が適用され、複数サイトを一気に乗り換えたい事業者に向く料金体系(運用保守の現場では「複数のWordPressサイトを一括で別サーバーに移したい」「料金が事前に確定する明朗会計が欲しい」という法人向けの選択肢として活用しやすい)。
料金体系
| プラン | 料金(税抜) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 通常プラン | 30,000円/サイト | 7営業日以内・3か月間無料修正 |
| 特急プラン | 54,000円/サイト | 2営業日以内対応 |
| 2〜3サイト割引 | 27,000円/サイト | 同時依頼で割引 |
| 10サイト以上 | 18,000円/サイト | 大量移行向け |
休日・夜間対応や移行日時指定は54,000円/サイトのオプション料金。
- サービス名
- WordPress引越しセンター
- 運営会社
- 株式会社U-Fellows
- 所在地
- 東京都千代田区平河町1-3-6 3F
- 対応エリア
- 全国対応
- 対応サーバー
- 20社以上
- 無料サポート
- 移行後3か月間の修正対応
ConoHa WING WordPressかんたん移行・移行代行

参照元 https://www.conoha.jp/wing/wpmigration/
- GMOインターネットグループ運営、ConoHa WINGへの移行を専門担当者が代行
- 無料の「WordPressかんたん移行」ツールあり、自分で移行できる人は無料
- 有料代行プランは1サイト9,900円(税込)〜と業界最安水準
ConoHa WINGはGMOインターネットグループが運営する人気レンタルサーバーで、自社サーバーへの移行を専門担当者が代行する有料サービスを提供している。同時に無料の「WordPressかんたん移行」ツールも用意されており、技術に明るい人は無料でセルフ移行も可能。
有料代行プランは1サイト9,900円(税込)〜と業界最安水準で、ConoHa WINGに乗り換える前提なら最もコスパが良い選択肢(運用保守の現場では「これからConoHa WINGに乗り換える顧客向けの提案」として活用しやすく、サーバー契約とセットで割引キャンペーンが適用されるケースもある)。
料金体系
| プラン | 料金(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
| WordPressかんたん移行 | 無料 | セルフ移行ツール |
| WordPress移行代行 | 9,900円/サイト〜 | 専任担当者が代行 |
移行先がConoHa WING限定。サーバー契約と同時申込で割引キャンペーンあり。
- サービス名
- ConoHa WING WordPress移行代行
- 運営会社
- GMOインターネット株式会社
- 所在地
- 東京都渋谷区
- 対応エリア
- 全国対応
- 移行先
- ConoHa WING限定
- 無料ツール
- WordPressかんたん移行(セルフ)
エックスサーバー サーバー移転代行

参照元 https://www.xserver.ne.jp/price/service_server_daiko.php
- 国内最大手レンタルサーバーのエックスサーバーが提供、自社サーバーへの移行代行
- 1サイト33,000円(税込)〜、ビジネスプラン契約者は初回1サイト無料
- 移転後の不具合修正対応を含む手厚いサポート体制
エックスサーバーは国内最大手のレンタルサーバーで、自社サーバーへのサーバー移転を1サイト33,000円(税込)〜で代行している。長年にわたって国内シェア上位を維持しており、サーバー側の知見が豊富な点が他社にない強み。
ビジネスプラン以上の契約者には初回1サイトの移転代行が無料特典として付帯し、ビジネス用途での乗り換えコストを抑えられる(運用保守の現場では「エックスサーバーに乗り換える顧客向けの提案」「ビジネスプランで初回無料を活用したいケース」で第一候補となる安定したサービス)。
料金体系
| プラン | 料金(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
| WordPress移転代行 | 33,000円/サイト〜 | 他社サーバーからエックスサーバーへ移転 |
| ビジネスプラン特典 | 初回1サイト無料 | ビジネスプラン以上の契約者向け |
移行先がエックスサーバー限定。新規契約とセットで割引キャンペーンあり。
- サービス名
- エックスサーバー サーバー移転代行
- 運営会社
- エックスサーバー株式会社
- 所在地
- 大阪市北区
- 対応エリア
- 全国対応
- 移行先
- エックスサーバー限定
- 特典
- ビジネスプランで初回1サイト無料
mixhost WP移行サービス

参照元 https://mixhost.jp/wp/migration/
- アズポケット株式会社運営、LiteSpeed採用の高速サーバーへの移行を代行
- 新規申込者向けの無料移行プランあり、既存ユーザー向けは有料代行
- LiteSpeed Cacheとの組み合わせで移行後の表示速度大幅改善が期待できる
mixhostはアズポケット株式会社が運営するLiteSpeed採用の高速レンタルサーバーで、自社サーバーへのWordPress移行サービスを提供している。新規申込者には無料移行プランが用意されており、サーバー乗り換えとサイト移行を一体で進められる。
LiteSpeedサーバーへの移行はLiteSpeed Cacheプラグインとの組み合わせで表示速度が大幅に改善されるケースが多く、Core Web Vitals対策としての効果も期待できる(運用保守の現場では「サーバーが古くて表示速度が遅い顧客の引越し先」として、移行と高速化を同時に実現できる選択肢として注目されている)。
料金体系
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 新規契約者向け移行 | 無料 | サーバー新規申込時のキャンペーン |
| 有料代行 | 要見積もり | 既存ユーザー・複雑な移行案件 |
移行先がmixhost限定。新規契約のキャンペーン適用条件は時期によって変動する。
- サービス名
- mixhost WP移行サービス
- 運営会社
- アズポケット株式会社
- 所在地
- 大阪府
- 対応エリア
- 全国対応
- 移行先
- mixhost限定
- 特徴
- LiteSpeed採用で高速化と移行を同時実現
ラッコサーバー サーバー移転代行

参照元 https://rakkoserver.com/knowledge/2073/
- ラッコ株式会社が運営、移転代行実績600件以上の専門業者
- 移行期間の目安は3日〜1週間(ドメイン移管含む場合は2週間)
- ドメイン移管・DNS切替まで含めた一貫サポートが可能
ラッコサーバーはラッコ株式会社(中古ドメイン販売のラッコドメインで知られる事業者)が運営するレンタルサーバーで、自社サーバーへの移転代行を提供している。代行実績は600件以上で、ドメイン移管とサーバー移行を一括で依頼できる点が特徴。
標準的な移行期間は3日〜1週間程度、ドメイン移管が絡むと2週間が目安となる(運用保守の現場では「ラッコドメインで管理しているサイトの引越し」「ドメインからまとめて切り替えたいケース」に親和性が高く、ラッコグループ内で一貫管理できる利便性が評価されている)。
料金体系
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| サーバー移転代行 | 要見積もり | 他社→ラッコサーバーへの移転 |
| ドメイン移管セット | 要見積もり | ドメイン移管も同時実施 |
料金は対象サイトの規模・移行元サーバーによって変動。
- サービス名
- ラッコサーバー サーバー移転代行
- 運営会社
- ラッコ株式会社
- 所在地
- 愛知県名古屋市
- 対応エリア
- 全国対応
- 移行実績
- 600件以上
- 移行期間
- 3日〜2週間目安
ノイスのサイト引越し代行

参照元 https://noith.co.jp/service/moving-site/
- 株式会社ノイス(NOITH)運営、Web制作と保守を主軸とした事業会社による移行代行
- WordPressサイトの移行・サーバー移設を専門スタッフが対応
- 移行後の保守契約・継続サポートまで一貫して任せられる
ノイスのサイト引越し代行は株式会社ノイス(NOITH)が提供する移行サービスで、Web制作と保守を主軸とする事業会社が運営している。単発の移行作業だけでなく、移行後の継続的な保守契約まで含めて相談できる点が他社との違い。
移行後の修正・トラブル対応や定期保守までワンストップで任せられるため、Web担当者がいない事業者にとっては「移行で終わり」ではなく「移行後の運用も継続して相談できる」安心感がある(運用保守の現場では「単発の移行業者ではなく、移行後の保守も同じ会社に任せたい中小企業」向けの選択肢として相談しやすい)。
料金体系
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| サイト引越し代行 | 要見積もり | サーバー移設・WordPress移行 |
| 移行後の保守契約 | 月額制 | 更新代行・セキュリティ対応 |
料金は対象サイトの規模・移行元・移行先によって個別見積もり。
- サービス名
- ノイスのサイト引越し代行
- 運営会社
- 株式会社ノイス(NOITH)
- 所在地
- 東京都
- 対応エリア
- 全国対応
- 対応CMS
- WordPress中心
- 特徴
- 移行後の保守契約まで一貫対応
エンクリエイト WordPressサーバー移行・引越し

参照元 https://encreate.co.jp/wp/server.html
- 株式会社エンクリエイト運営、WordPress特化の制作・保守会社による移行代行
- サーバー移行と同時にPHPバージョンアップ・WP最新化対応も一括実施
- 移行後の動作確認・修正対応を含むパッケージ料金で安心
エンクリエイトは株式会社エンクリエイトが運営するWordPress特化の制作・保守会社で、サーバー移行・引越しを専門業務として提供している。WordPressに精通した技術者が対応するため、独自にカスタマイズされたテーマ・プラグインも丁寧に移行可能。
サーバー移行と同時にPHPバージョンアップ・WordPress本体の最新化・プラグインの動作確認まで一括対応してくれる点が他社との違い(運用保守の現場では「サーバーが古くPHPバージョンも古いサイトを最新環境に引っ越したい」という多重課題を抱える顧客への提案候補として活用しやすい)。
料金体系
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| WordPress移行・引越し | 要見積もり | サーバー移行・PHPバージョンアップ対応 |
| 移行後の保守契約 | 月額制 | WordPress運用保守 |
料金は対象サイトの構成・規模により見積もり。WordPress特化のため独自カスタマイズも対応可能。
- サービス名
- エンクリエイト WordPressサーバー移行・引越し
- 運営会社
- 株式会社エンクリエイト
- 所在地
- 東京都
- 対応エリア
- 全国対応
- 対応CMS
- WordPress特化
- 特徴
- PHPバージョンアップ等の同時対応可
WordPress移行代行の費用相場と選び方のまとめ
移行代行の費用は「移行先がどのサーバーか」「移行作業の内容(ドメイン移管・SSL化を含むか)」「サイト規模」で大きく変動する。
| 移行パターン | 料金相場 | 主な選択肢 |
|---|---|---|
| レンタルサーバー乗り換え時の自動ツール | 無料 | ConoHa WINGかんたん移行・WordPress標準機能 |
| サーバー会社の代行プラン | 9,900〜33,000円/サイト | ConoHa WING・mixhost・エックスサーバー |
| 専門業者の標準移行 | 30,000〜50,000円/サイト | WordPress引越しセンター・サイト引越し屋さん |
| 大規模・複雑案件・特急対応 | 50,000〜100,000円/サイト | ノイス・エンクリエイト・特急プラン全般 |
料金だけで判断せず、移行後の保証期間・損害賠償保険の有無・移行後の保守契約までセットで検討するのが安全な選び方。
WordPress移行を依頼する際の注意点
移行前のバックアップとロールバック計画を確認する
万一の移行失敗時に元のサーバーに戻せるよう、移行業者がフルバックアップを取得しているか・移行失敗時のロールバック手順を準備しているかを契約前に確認したい。バックアップなしで移行する業者は要注意。
SSL証明書・DNS設定の切替タイミングを擦り合わせる
SSL証明書の再発行・DNSの切替には反映時間(最大72時間)がかかるため、移行業者と切替タイミング・反映期間中のサイト表示状態を事前に擦り合わせる必要がある。営業時間中の切替は避け、深夜帯・休日に作業するのが基本。
独自カスタマイズ・有料プラグインのライセンスを確認する
有料テーマ・有料プラグインは移行先サーバーで再認証が必要になるケースが多い。移行業者がライセンス再認証まで対応してくれるか、自社で対応する必要があるかを契約時に確認しておくと、移行後のトラブルを回避できる。
移行後の動作確認チェックリストを共有してもらう
移行作業完了後、業者がどこまでの動作確認を実施するかをチェックリストとして共有してもらいたい。お問い合わせフォーム・カート機能・予約システム・会員ログインなど、自社サイトのコア機能を確実にチェック項目に含めるよう依頼するのが安全。
最後に
WordPressサイトの引っ越し・サーバー移行は、サイト引越し屋さんのような実績重視の専業業者・WordPress引越しセンターのような明朗会計の専門業者・ConoHa WINGやエックスサーバーのようなサーバー会社の代行プラン・ノイスやエンクリエイトのような制作保守会社の移行サービスまで、用途と予算に応じた幅広い選択肢が存在する。「料金が安い」という理由ではなく、移行後の保証・損害賠償保険・継続保守まで含めて総合的に選定することが、長期運用での安定稼働を確保する鍵となる。

