税理士・弁護士・司法書士・行政書士・社会保険労務士といった士業のホームページは、一般的な制作会社に依頼するよりも「士業に特化した制作会社」に任せたほうが成果につながりやすい。各士業に定められた広告規制を踏まえた表現、相談・依頼という成果から逆算した導線設計など、士業特有の勘所を理解しているかどうかで、完成後のサイトの集客力に大きな差が生まれるためである。
本記事では、士業に特化した実績を持つ制作会社7社を、料金体系・特化実績・集客支援の有無・更新のしやすさといった実務的な比較軸でまとめた。月額7,800円から始められる格安サービスから、士業の経営支援まで踏み込む大手まで幅広くカバーしている。自社の開業フェーズと予算に合った制作パートナーを選ぶための比較材料として活用していただきたい。
士業のホームページは特化型の制作会社を選ぶ価値が大きい
士業事務所のサイトは、デザインの美しさよりも「各士業の広告規制を踏まえた表現」と「相談・依頼につながる導線設計」が成果を左右する。この2点は業界知識がなければ踏み外しやすく、一般の制作会社では対応しきれない領域となる。
各士業の広告規制を踏まえた表現ができる
士業の広告には、それぞれの業界団体が定める規程による制約がある。弁護士には日本弁護士連合会の業務広告規程、税理士には税理士会の運用指針、司法書士や行政書士にもそれぞれの会則に基づく広告ルールがあり、事実に反する表現や誇大広告、客観的根拠のない数値表示などが禁止されている。たとえば「日本一」「成功率100%」といった表現は、根拠の裏付けや誤導性の観点でトラブルの火種になりやすい。士業特化の制作会社は、こうした各士業の規制ラインを把握した上で訴求文を設計するため、公開後に「この表現はまずい」と修正に追われるリスクを下げられる。
一般の制作会社にデザイン重視で発注した結果、キャッチコピーが広告規程に抵触しかねない表現になっていた、というケースは実際に起こる。業界知識のない制作会社は「集客できる強い言葉」を優先しがちで、規制との整合性まで気が回らないことが多い。(言葉の強さで集客しようとして、足元の規程を見落とすパターンです)
相談・依頼という成果から逆算した導線を設計できる
士業事務所のサイトのゴールは、多くの場合「相談予約・問い合わせ」を経た顧問契約や案件の受任である。士業特化の制作会社は、取扱業務の打ち出し方、料金の見せ方、初回相談へのハードルの下げ方など、相談獲得に至るまでの導線を業界の勝ちパターンから逆算して設計できる。
具体的には、相続・離婚・債務整理・会社設立・労務問題といった分野のうち、どこを強みとして打ち出すかを言語化し、その分野で悩む相談者が「自分の悩みを解決してくれる事務所だ」と感じる構成に落とし込む。テンプレートに事務所名を流し込んだだけのサイトと、取扱業務を絞り込んだ特化型のサイトでは、同じアクセス数でも相談予約率が大きく変わる。
士業特化の制作会社を選ぶ際の6つのチェックポイント
制作会社の選定で失敗しないために、契約前に確認すべきポイントを整理した。料金の数字だけで比較せず、特化実績と公開後の運用体制まで立体的に見比べてほしい。
- 士業に特化した制作実績の数と年数(業界専門のノウハウが蓄積されているか)
- 料金体系の明瞭さ(初期費用と月額の内訳、買い切り型かサブスク型か、追加費用の発生条件)
- 集客支援の有無(SEO対策・コンテンツ制作・リスティング広告まで対応できるか、制作だけで終わらないか)
- 取扱業務ごとの訴求設計(相続・離婚・会社設立など分野特化サイトの制作経験があるか)
- 各士業の広告規制への理解(自分の士業の広告ルールを踏まえた表現設計ができるか)
- 制作後の運用保守体制(公開して終わりではなく、継続的な更新・保守を任せられるか)
特に見落とされやすいのが「制作後の運用保守体制」である。士業事務所のサイトは、法改正・取扱業務の追加・有資格者やスタッフの増減などで更新が発生し続ける。制作時点では立派でも、公開後に更新する手段がなく放置されてしまうと、古い法令の情報が残ったまま信頼を損なうことになりかねない。制作と運用の両面で誰が責任を持つのかを、契約前に必ず確認しておきたい。
士業に特化したホームページ制作会社7選
株式会社オルトベース

- 税理士・弁護士・司法書士など士業に特化した制作会社で、制作費45万円〜65万円程度の低価格・高品質が強み
- 「簡潔に・わかりやすく・オシャレに」を掲げ、士業サイトに必要な信頼感と見やすさを両立したデザイン
- ホームページ制作に加えSEO対策・広告運用まで対応し、公開後の集客面までカバー
オルトベースは士業(税理士・公認会計士・弁護士・社労士・司法書士・行政書士・弁理士など)に特化した制作会社で、東京都新宿区を拠点にホームページ制作・SEO・広告運用を手掛けている。公式サイトでも「士業に特化したホームページ制作会社」を掲げ、「Low price High Quality(低価格・高品質)」をスローガンに、制作費45万円〜65万円程度という良心的な価格帯でサイトを制作している。士業に絞り込んだからこその、信頼感と分かりやすさを両立したデザインが強みとなる。
「簡潔に・わかりやすく・オシャレに」というデザイン方針のとおり、士業事務所のサイトに求められる清潔感と読みやすさを重視した構成が特徴。さらにSEO対策や広告運用まで守備範囲に含むため、「作って終わり」ではなく公開後の集客までまとめて任せられる。費用を抑えつつ士業特化の制作会社に集客まで含めて依頼したい事務所にとって、バランスの取れた選択肢となる(士業専門で価格を抑えているので、開業初期でコストをかけにくい段階でも相談しやすい会社です)。
料金体系
| 項目 | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| ホームページ制作 | 45万円〜65万円程度 | 士業特化のオリジナル制作 |
| 集客支援 | 要見積 | SEO対策・広告運用 |
制作費は45万円〜65万円程度が目安で、サイト規模や要件に応じて変動する。SEO・広告運用まで同一社に任せられるため、制作から集客までワンストップで依頼できる点が強み。
- 会社名
- 株式会社オルトベース
- 所在地
- 東京都新宿区新宿2-12-13 アントレサロンビル2階
- 設立
- 2018年5月
- 特化領域
- 士業(税理士・弁護士・司法書士・行政書士・社労士など)
- 強み
- 低価格・高品質(45万円〜65万円程度)・SEO/広告運用まで対応
株式会社アックスコンサルティング

参照元 https://www.accs-c.co.jp/webmarketing/service.html
- 士業専門のホームページ制作実績1000件以上、Web支援実績2800件以上の大手
- 制作だけでなくメルマガ配信システムなどマーケティングツールまで提供
- 1988年創業、士業の経営支援30年以上のノウハウに基づいた集客特化型のサポート
アックスコンサルティングは1988年の創業以来、士業事務所の経営支援を軸に展開してきた会社で、士業専門のホームページ制作1000件以上、Web支援実績2800件以上という圧倒的な実績を持つ。制作単体ではなく、メルマガ配信システムをはじめとするマーケティングツールや、顧問先獲得のためのコンサルティングまでを含めた総合支援が強みとなる。
士業の事務所経営に踏み込んだノウハウを持つため、サイト制作を「集客・採用・経営強化」という事務所全体の課題解決の一部として位置づけて提案してくれる。単なるサイトリニューアルではなく、事務所の成長戦略までセットで相談したい士業法人や中堅事務所に向く(制作会社というより、士業に特化したマーケティング支援会社と捉えるのが実態に近いです)。
料金体系
| サービス | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 士業ホームページ制作 | 要見積 | 制作・Web集客支援 |
| マーケティングツール | 要見積 | メルマガ配信システム等 |
料金は支援範囲に応じた個別見積となる。制作・集客・経営支援を組み合わせて提案するため、事務所の成長フェーズに合わせた相談がしやすい。
- 会社名
- 株式会社アックスコンサルティング
- 所在地
- 東京都渋谷区恵比寿(大阪・名古屋・福岡に支社)
- 設立
- 1988年
- 特化領域
- 士業全般(制作1000件以上・Web支援2800件以上・経営支援30年以上)
- 強み
- 集客・経営支援まで含む総合マーケティング
サムライラボ(株式会社アップラボ)

参照元 https://www.samurai-lab.jp/
- 弁護士・司法書士・税理士・行政書士・社労士など9士業に対応した専門特化型
- 集客重視のホームページ制作を強みとし、受任につながる導線設計が得意
- 士業特有の広告ルールに配慮した情報設計と、充実したアフターサポートが特徴
サムライラボは株式会社アップラボが運営する士業専門のホームページ制作サービスで、弁護士・司法書士・税理士・行政書士・公認会計士・弁理士・不動産鑑定士・土地家屋調査士・社会保険労務士という幅広い士業の事務所サイトを制作している。集客重視のホームページ制作を強みとし、士業に共通する「信頼性の訴求」と「規制への配慮」を両立した情報設計が得意である。
SEO対策のノウハウが蓄積されており、取扱業務や地域名での検索流入を狙った構成を組める。AIライティングプラグインの提供や月額管理パックによる運用サポートも用意されており、公開後のアフターサポートも充実しているため、制作後に放置されがちな士業サイトを継続的に運用していきたい事務所に向く(士業横断で実績があるぶん、各士業の事情を比較しながら理解している会社です)。
料金体系
| サービス | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 士業ホームページ制作 | 要見積 | 士業特化の制作・SEO・アフターサポート |
料金は事務所の規模や要件に応じた個別見積となる。制作後のSEO・運用サポートまで含めて相談できるため、長期的な集客を見据えた依頼に適している。
- 会社名
- 株式会社アップラボ(サムライラボ)
- 所在地
- 愛知県名古屋市中区
- 特化領域
- 弁護士・司法書士・税理士・行政書士・社労士など9士業
- 強み
- 集客重視の制作・士業SEO・アフターサポート
有限会社ポーカー・フェイス

参照元 https://www.pokerface.co.jp/
- 1997年設立、士業専門で25年以上のホームページ制作実績
- 各士業の広告規定や業務特性を熟知し、「信頼を形にするデザイン」を得意とする
- ホームページ制作に加え、リスティング広告の代行やWordPress保守まで対応
ポーカー・フェイスは1997年設立、士業専門で25年以上の実績を持つ老舗の制作会社で、税理士・司法書士・弁護士・社労士・行政書士・弁理士・土地家屋調査士など幅広い士業のホームページ制作を専門に手掛けている。長年の特化実績に裏打ちされた「信頼を形にするデザイン」「品位あるデザイン」が強みで、各士業の広告規定や業務特性を熟知している点も含め、信頼性が重視される士業事務所のサイトと相性が良い。
制作だけでなくリスティング広告の代行やWordPress保守管理まで提供しているため、デザインで信頼を獲得しつつ、広告で相談を呼び込み、公開後も継続して任せられる。デザインの質にこだわり、事務所の信頼感を表現したい士業に向く(25年以上という年数は、士業のWeb制作という狭い領域で淘汰されずに続いてきた実力の証です)。
料金体系
| サービス | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 士業ホームページ制作 | 要見積 | 品位あるデザイン制作・リスティング広告代行・WordPress保守 |
料金は事務所の要件に応じた個別見積となる。デザイン品質を重視した制作に、リスティング広告での集客や公開後の保守を組み合わせて相談できる。
- 会社名
- 有限会社ポーカー・フェイス
- 所在地
- 東京都千代田区神田司町
- 特化領域
- 士業専門(1997年設立・25年以上)
- 強み
- 「信頼を形にするデザイン」・各士業の広告規定に精通・リスティング広告代行
株式会社ミリオンバリュー

参照元 https://sigyou-school.biz/
- 税理士・行政書士・社労士・弁護士・司法書士など士業専門のWeb制作会社で、累計596以上の士業事務所の集客をサポート
- 初期費用198,000円・月額9,900円(税抜)の明朗な料金で始められる
- 検索順位の向上と、事前の検索・競合調査に基づくキーワード選定での集客に強み
ミリオンバリューは千葉県柏市を拠点とする士業専門のWeb制作会社で、税理士・行政書士・社会保険労務士・弁護士・司法書士など幅広い士業の集客に特化したホームページ制作を提供している。初期費用198,000円・月額9,900円(税抜)という明朗な料金体系が特徴で、料金の見通しが立てやすい点は社内稟議や予算管理の面でも扱いやすい。
士業特化のSEO対策を得意としており、ホームページ制作前の検索状況・競合調査に基づくキーワード選定で、集客につながるサイト設計に強みを持つ。検索からの相談予約を増やしたい事務所に向く(士業専門で料金を明示している会社は、見積のたびに金額が読めない不安が少なく、初めての外注でも安心して相談しやすいです)。
料金体系
| 項目 | 料金(税抜) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 198,000円 | 士業専門ホームページ制作 |
| 月額費用 | 9,900円 | 運用・集客サポート |
初期費用と月額が明示された料金設計で、コストの見通しを立てやすい。最低契約期間は1年から、月額にはサーバー・ドメイン管理費を含む。士業特化のSEOを軸に、検索からの相談獲得を狙う事務所に適している。
- 会社名
- 株式会社ミリオンバリュー
- 所在地
- 千葉県柏市
- 特化領域
- 税理士・行政書士・社労士・弁護士・司法書士など士業専門
- 強み
- 明朗な料金・士業特化のSEO・事前調査に基づく集客
オフィスSASAJIMA

参照元 https://office-sasajima.jp/
- 司法書士・行政書士・社労士・税理士・弁護士など士業向けのホームページ制作に特化、300社以上の制作実績
- 初期費用は実費のみ、月額7,800円という業界最安水準の格安料金で制作
- 集客を意識したサイト設計で、低予算でも問い合わせ獲得を狙える構成
オフィスSASAJIMAは大阪を拠点とする士業向けホームページ制作特化の制作会社で、司法書士・行政書士・社会保険労務士・税理士・弁護士などのサイトを300社以上手掛けている。最大の特徴は「初期費用は実費のみ、月額7,800円」という業界最安水準の料金設定で、コストを徹底的に抑えたい開業初期の事務所にとって有力な選択肢となる。
格安でありながら士業集客のノウハウに基づいたサイト設計を行うため、単なる名刺代わりのサイトではなく、問い合わせ獲得を意識した構成に仕上がる。代表自身が一貫して担当し、途中で担当者が交代しない体制も安心材料となる(月額7,800円という価格は、Web担当者を雇うことを思えば破格で、まず一歩を踏み出すハードルを大きく下げます)。
料金体系
| 項目 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 実費のみ | ドメイン・サーバー等の実費 |
| 月額費用 | 7,800円 | 制作・集客支援の運用込み |
初期の制作費を実費のみに抑え、月額7,800円のランニングで運用する料金モデル。制作費の分割払いにも対応する。低予算でWeb集客の土台を作りたい事務所にとってコスト効率が高い。
- サービス名
- オフィスSASAJIMA
- 所在地
- 大阪府大阪市
- 設立
- 2014年3月
- 特化領域
- 司法書士・行政書士・社労士・税理士・弁護士など士業(300社以上)
- 強み
- 月額7,800円の格安・代表一貫担当・士業向け集客
エファタ株式会社

- 2007年設立、弁護士・税理士・社労士・行政書士など士業向けのホームページ制作・運用に強み
- 債務整理や離婚など、分野特化型ホームページの制作実績が豊富
- 士業ポータルの制作・運用で培った「相談につながる」サイト設計のノウハウ
エファタは東京都新宿区高田馬場を拠点に2007年から続く制作会社で、士業のなかでも弁護士・税理士をはじめとする事務所向けのホームページ制作・運用に強みを持つ。弁護士相談Cafeシリーズなどの士業ポータルサイトを自社で制作・運営しており、その集客で培ったWeb集客のノウハウを活かして「相談につながる」サイトを設計する点が特徴である。債務整理や離婚など分野特化サイトの制作実績も豊富である。
ホームページ制作だけでなく、運用サポート・コンサルティング・コンテンツ制作までを請け負うため、公開後も継続的に成果を追いかけたい事務所に向く。特定分野で勝負したい士業にとって、分野特化サイトの実績がある制作会社は心強い(ポータル運用で「どんなコンテンツが相談につながるか」を熟知している点が、単なる制作会社との違いです)。
料金体系
| サービス | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 士業ホームページ制作・運用 | 要見積 | 制作・運用・コンサル・コンテンツ制作 |
料金は支援範囲に応じた個別見積となる。制作から運用・コンテンツ制作まで一貫して任せられるため、分野特化での集客を本格化させたい事務所に適している。
- 会社名
- エファタ株式会社
- 所在地
- 東京都新宿区高田馬場
- 設立
- 2007年
- 特化領域
- 弁護士・税理士・社労士・行政書士など士業
- 強み
- 分野特化サイトの実績・士業ポータル運用ノウハウ・制作から運用まで一貫対応
士業事務所のホームページ制作費用の相場
7社の料金を見渡すと、士業事務所のホームページ制作費は「制作の作り込み度」と「集客支援の有無」で3つの帯に分かれる。自社の予算と求める成果の2軸で相場を把握しておくと、見積を比較するときの判断がぶれにくくなる。
| タイプ | 費用の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 格安・サブスク型 | 初期0円〜20万円/月額7,800円〜11,000円前後 | テンプレート中心、低コストで集客サイトを開始 |
| セミオーダー型 | 制作費45万円〜65万円 | オリジナルデザイン、士業特化の構成、SEO対応 |
| フルサポート型 | 要見積(数十万円〜) | 戦略設計から分野特化サイト・広告運用・経営支援まで |
注意したいのは、格安・サブスク型は初期費用を抑えられる反面、デザインや構成の自由度に制約がある点である。テンプレートをベースにするため競合事務所と似た見た目になりやすく、強い差別化を打ち出したい場合には物足りなさが残ることがある。逆に、開業初期でまず集客の土台を作りたい段階では、低コストで素早く立ち上げられるメリットが上回る。
フルサポート型は費用が高くなるが、その分、相続・離婚・債務整理といった分野特化での集客の成果や、事務所経営そのものへの支援まで踏み込んで受けられる。相談や受任が増えれば費用は十分に回収できる計算になるため、本気で事務所を成長させたい段階では「コスト」ではなく「投資」と捉えるべき領域となる。重要なのは金額の大小ではなく、自社の開業フェーズと集客目標に料金タイプが合っているかどうかである。
制作会社選びで見落としやすい作った後の落とし穴
法改正や取扱業務の追加で更新が発生する前提で保守体制を確認する
士業事務所のサイトが他業種と違うのは、法改正や取扱業務の追加のたびに情報の更新が必要になる点である。民法改正、相続法の改正、労働関連法の改正、税制改正といった制度変更が起きるたびに、解説コンテンツや取扱業務の記載を最新化しなければ、古い情報を載せたままの事務所として信頼を落とすことになる。(最新の法令を語るべき士業のサイトが、改正前の情報のまま放置されているのは致命的です)
そのため、制作会社を選ぶ段階で「公開後の更新を誰がどう担うのか」を必ず確認しておきたい。自分で更新できるCMSなのか、更新を代行してもらえるのか、その場合の費用はいくらかという3点は、契約前に具体的に詰めておくべきポイントとなる。制作費の安さだけで選ぶと、いざ更新が必要になったときに「更新は別料金」「対応に数週間かかる」といった事態に直面しやすい。
制作と運用は別物、特化型で作った後の更新を誰が担うか
制作会社の多くは新規制作を主軸にしており、完成後の運用保守は片手間になりがちな構造がある。立派なサイトを作ってもらったものの、その後の細かな修正依頼への対応が遅い、WordPress本体やプラグインのアップデートが放置されてセキュリティリスクが高まる、といった「作った後」の問題は士業事務所でも頻発する。
顧客の個人情報や機微な相談内容を扱う士業事務所にとって、サイトのセキュリティ保守は特に軽視できない。WordPressで構築されたサイトは、本体・プラグイン・テーマの定期的なアップデートを怠ると改ざんや情報漏えいのリスクが高まる。制作を特化型の会社に任せた上で、公開後の更新・保守は運用保守を専門にする会社に分けて任せる、という体制も現実的な選択肢となる。制作と運用を切り分けて考えることで、それぞれの専門性を最大限に活かせる。
最後に
士業事務所のホームページは、デザインの美しさよりも「各士業の広告規制への配慮」と「相談・依頼につながる導線設計」が成果を左右する。本記事で紹介した7社は、月額7,800円から始められる格安サービスから、事務所の経営支援まで踏み込む大手まで、それぞれ異なる強みと価格帯を持つ。自社の士業・開業フェーズ・予算・集客目標に合わせて、特化実績と運用体制の両面から選別していただきたい。
あわせて忘れてはならないのが、ホームページは「作って終わり」ではなく「公開してから本番」だという視点である。法改正のたびに更新が発生し、セキュリティ保守も継続的に必要になる士業事務所のサイトでは、制作後に誰が運用を担うかが長期的な成果を大きく左右する。
Web管理では、月額1万円からホームページの運用保守・更新代行を承っております。他社制作のサイトでも対応可能で、法改正に伴うコンテンツ更新やWordPressのセキュリティ保守も含めて任せられるため、特化型の制作会社でサイトを作った後の運用先としてもご活用いただけます。制作後の更新体制にお悩みの士業事務所の方は、お気軽にご相談ください。

