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2026.09.29

固定ページと投稿の使い分けは「増えるかどうか」で決まる 迷ったときの判断基準

WordPressで新しいページを作ろうとして、固定ページと投稿のどちらで作るべきか迷った経験はないでしょうか。この選択を誤ると、一覧に出てほしいページが出ない、日付が不要なページに日付が表示される、URLの構造が崩れるといった問題が起こります。この記事では、迷ったときに即断できる判断基準を示します。

今後増え続けるものは投稿、増えないものは固定ページ

結論はこれだけです。判断に3秒以上かける必要はありません。

判断の基準

ページの種類 作り方 理由
会社概要 固定ページ 1つしか存在せず増えない
サービス紹介 固定ページ 数が限られ、メニューに載せる
お問い合わせ 固定ページ 1つしか存在しない
アクセス・料金 固定ページ 階層構造に置きたい
お知らせ・新着情報 投稿 今後も増え続ける
ブログ記事 投稿 継続的に追加する
施工事例・症例紹介 投稿(またはカスタム投稿) 増え続け、一覧で見せたい
スタッフ紹介 状況による 数名なら固定、入れ替わるなら投稿

2つの違いは実質3点だけ

技術的な違いは多くありますが、運用で意識すべきなのは以下の3点です。

  • 投稿は日付を持ち、新しい順に自動で一覧表示される
  • 投稿はカテゴリとタグで分類できる
  • 固定ページは親子関係を作り、階層構造にできる

迷ったら投稿にしておく方が後で困らない

固定ページで作ったものを後から一覧表示させたくなった場合、対応が面倒になります。逆に投稿で作っておけば、一覧からの除外は容易です。将来増える可能性が少しでもあるなら、投稿を選んでください。(3つだけ作った固定ページが、3年後に40ページになっているのはよくある話です)

間違えると起きる具体的な問題

実務で発生する不都合です。

固定ページで作ったお知らせは一覧に出ない

お知らせを固定ページで作ると、トップページの新着情報エリアに自動表示されません。投稿するたびに、一覧ページへリンクを手動で追加する作業が発生します。担当者が変わった時点で、この作業は必ず抜けます。

投稿で作った会社概要には日付が表示される

投稿には公開日が紐づくため、テーマによっては会社概要ページに「2020年3月15日」といった日付が表示されます。閲覧者からは、5年前の情報に見えます。

URLの構造が意図と異なる

投稿はパーマリンク設定に従ったURLになり、固定ページは階層に応じたURLになります。会社概要を投稿で作ると、/2020/03/kaisha-gaiyo/ のようなURLになることがあります。公開後にURLを変えると評価がリセットされるため、後から直すのは高くつきます。

メニューへの追加方法が異なる

固定ページはメニューに直接追加できますが、投稿を個別にメニューへ入れる運用は管理が煩雑になります。メニューに載せたいページは固定ページで作ってください。

すでに間違った種類で作ってしまったページを作り直す場合、URLが変わります。旧URLから新URLへのリダイレクト設定を必ず行ってください。設定せずに作り直すと、検索経由の流入が消えます。

施工事例や症例はカスタム投稿タイプが適する

第3の選択肢についても触れておきます。

お知らせと混ざると一覧が使いにくくなる

施工事例をお知らせと同じ投稿で作ると、新着情報の一覧に事例が混在します。カテゴリで分ければ運用できますが、件数が増えると管理が煩雑になります。

カスタム投稿タイプなら完全に分離できる

カスタム投稿タイプを使うと、お知らせとは別の管理メニューが作られ、専用の一覧ページとURL構造を持てます。施工事例・症例紹介・お客様の声・スタッフ紹介のように、まとまった数になるコンテンツに適しています。

導入には設定が必要

カスタム投稿タイプの追加は、プラグインまたはテーマの設定が必要です。すでに制作会社が用意している場合もあるため、管理画面の左メニューに専用の項目がないか確認してください。用意されているのに使われず、お知らせに事例が投稿されているケースが実際にあります。

作る前に確認すべきこと

実際の作業手順です。

既存の同種ページがどちらで作られているか見る

新しくページを作る際、同じ種類の既存ページがどちらで作られているかを確認し、それに揃えてください。統一されていないと、一覧に出るページと出ないページが混在します。

管理画面の左メニューを確認する

「投稿」「固定ページ」以外に、「施工事例」「お客様の声」といった項目がないか確認してください。あるなら、それが専用のカスタム投稿タイプです。

公開前にプレビューで表示位置を確認する

公開後に「一覧に出てこない」と気づくより、プレビュー段階で確認する方が手戻りがありません。特に、トップページの新着エリアに表示されるかは重要な確認項目です。

階層構造の作り方と注意点

固定ページ特有の機能です。

親ページを設定するとURLに反映される

固定ページには親子関係を設定でき、URLも /service/maintenance/ のように階層化されます。サービス紹介の下に個別サービスを並べる構成では、この階層が有効です(出典 WordPress.org Create pages)。

階層は2階層までに留める

3階層以上にするとURLが長くなり、パンくずリストも冗長になります。中小企業のサイト規模では、2階層で十分に整理できます。

親ページを後から変えるとURLが変わる

公開後に親ページを変更すると、そのページのURLが変わります。階層構造は公開前に決めてください。変更が必要な場合は、リダイレクト設定とセットで行います。

最後に

固定ページと投稿の使い分けは、「今後増え続けるかどうか」の一点で判断できます。増えるものは投稿、増えないものは固定ページ。迷ったら投稿にしておく方が、後から融通が利きます。そして施工事例のようにまとまった数になるコンテンツは、カスタム投稿タイプで分離するのが最も管理しやすい構成です。作り分けを間違えたページを直すにはURLの変更が伴うため、最初の判断を確実にしてください。

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