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お役立ち情報
2026.10.08

競合サイトの調べ方は無料ツールで足りる 何で負けているかを特定する手順

問い合わせが増えない原因を「競合が強いから」で片付けてしまうと、何をすべきか決まりません。実際には、競合の何が優れているのかを具体化すれば、対応すべき項目は数個に絞られます。この記事では、有料ツールを使わずに競合を調べ、自社が何で負けているかを特定する手順を整理します。

まず自社が誰と比較されているかを確定する

調査の前に、対象を間違えないことが重要です。

営業上の競合と検索上の競合は違う

日頃ライバル視している会社と、検索結果で自社の上に表示されている会社は、一致しないことがよくあります。調べるべきは、見込み客が実際に比較している相手です。

実際の検索結果から特定する

自社が獲得したいキーワードで実際に検索し、上位に表示されているサイトを確認してください。検索は以下の条件で行います。

  • シークレットウィンドウで検索する(過去の閲覧履歴の影響を除く)
  • スマートフォンでも検索する(結果が異なる場合がある)
  • 「地域名 業種」「業種 依頼」など複数の言い方で試す
  • 広告枠ではなく自然検索の結果を見る
  • 上位3〜5社をリストにする

問い合わせ時に聞くのが最も確実

実際に問い合わせてきた見込み客に「他にどちらを検討されていますか」と聞けば、比較対象が正確に分かります。ツールで推測するより、この一言の方が確度が高い情報です。

無料で確認できる比較項目

ツールに費用をかけなくても、以下は確認できます。

項目 確認方法 見るポイント
掲載ページ数 site:ドメイン名 で検索 自社の何倍あるか
更新頻度 お知らせ・ブログの最新日付 直近1ヶ月に更新があるか
料金の明示 料金ページの有無と具体性 金額が書かれているか
実績の掲載数 施工事例・症例の件数 写真付きか、件数はいくつか
お客様の声 掲載の有無と具体性 属性と数字が入っているか
問い合わせ導線 電話・フォームの配置 タップ発信できるか
表示速度 PageSpeed Insights モバイルのスコアと指摘
スマホ対応 実機で開く 崩れがないか
口コミ評価 Googleビジネスプロフィール 件数・評価・返信の有無

ページ数はsite:検索で分かる

Googleの検索窓に site:example.com と入力すると、そのサイトでインデックスされているページのおおよその数が分かります。自社が20ページ、競合が200ページなら、その差が検索での接触機会の差になっています。

更新頻度は最も分かりやすい差

お知らせやブログの最新日付を見てください。競合が毎週更新していて自社が3年前で止まっているなら、それが最初に埋めるべき差です。(更新されていないサイトは、営業しているかすら疑われます)

料金の明示は問い合わせ率に直結する

競合が料金を明示していて自社が「お問い合わせください」なら、比較検討の段階で候補から外れています。金額を出せない事情があるなら、せめて目安の幅や事例別の実額を示してください。

Googleビジネスプロフィールの比較も欠かせない

店舗型の事業では、こちらの差が大きく効きます。

口コミの件数と評価を比べる

競合の口コミ件数が100件で自社が3件なら、地図検索での表示にも、閲覧者の判断にも影響します。口コミを増やす取り組みは、サイトの改修より費用対効果が高いことが多いです。

返信しているかを見る

競合が全件に返信しているのに自社が無返信なら、対応の姿勢で差が付いています。これは費用をかけずにすぐ埋められる差です。

写真の枚数と鮮度を比べる

掲載写真が競合は50枚で自社は開店時の3枚、という状態はよくあります。写真は最も見られる要素のため、この差は来店判断に直結します。

検索での自社の位置を数値で把握する

感覚ではなくデータで確認します。

Search Consoleで自社の掲載順位を見る

Search ConsoleはGoogleが無料で提供しているツールで、自社サイトの検索状況を確認できます(出典 Google 検索セントラル Search Console を使ってみる)。検索パフォーマンスのレポートで、どのキーワードで何位に表示されているかが分かります。表示回数は多いのにクリックが少ないキーワードは、順位が低いか、タイトルが魅力的でないということです。

あと少しで上位に届くキーワードを探す

掲載順位が11位から20位のキーワードは、改善すれば1ページ目に入る可能性があります。すでに評価されているページを強化する方が、新規に作るより早く成果が出ます。

競合が持っていて自社にないページを探す

競合サイトのメニューやサイトマップを見て、自社にないページを洗い出してください。よくある質問、料金の詳細、対応エリア一覧、施工の流れといったページは、作れば確実に接触機会が増える定番です。

調べた後にやることを3つに絞る

調査で終わらせないための進め方です。

差が大きく、費用が小さいものから着手する

施策 費用 効果が出るまで
口コミへの返信を始める 0円 即時
ビジネスプロフィールに写真を追加 0円 即時
電話番号をタップ発信可能にする 数千円 即時
料金の目安を明記する 数千円 数週間
よくある質問ページを作る 数万円 1〜3ヶ月
施工事例を継続的に追加 運用工数 3〜6ヶ月
サイト全面リニューアル 数十万円〜 3〜6ヶ月

デザインの差は最後に検討する

競合のサイトが綺麗に見えると、リニューアルが必要だと感じます。しかし実際に差を生んでいるのは、掲載されている情報量と更新頻度であることがほとんどです。デザインへの投資は、情報の差を埋めてから検討してください。

真似るのではなく足りないものを埋める

競合と同じ構成にしても、後発である以上優位にはなりません。自社にしかない実績・対応範囲・専門性を明示したうえで、明らかに不足している基本項目を埋める、という順序が現実的です。

最後に

競合調査は、有料ツールがなくても実行できます。実際の検索結果で比較対象を特定し、ページ数・更新頻度・料金の明示・口コミの4点を見れば、何で負けているかはほぼ分かります。そして着手すべきは、差が大きく費用の小さいものからです。口コミへの返信と写真の追加は、今日から無料で始められて、効果が最も早く出ます。

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