検索結果に表示されるタイトルと説明文は、順位が同じでもクリックされるかどうかを大きく左右します。しかし実際には、初期設定のまま「ホーム」「お知らせ」といったタイトルで公開されているサイトが少なくありません。この記事では、クリックされるタイトルの型と、ディスクリプションに何を書くべきかを整理します。
タイトルは検索結果でユーザーが最初に読む1行
まず優先度を確認します。
順位より先にクリックの可否を決めている
検索結果で1位に表示されていても、タイトルが「トップページ」であればクリックされません。順位を上げる施策より、すでに表示されているページのタイトルを直す方が、早く結果が出ることがあります。(改善の順序を間違えると、遠回りになります)
Googleはタイトルを書き換えることがある
設定したタイトルがそのまま表示されるとは限りません。Googleは、ページの内容や検索クエリに応じて、より適切と判断した文言に置き換えることがあります(出典 Google 検索セントラル Google 検索結果のタイトルリンクの変更)。
書き換えられにくくする条件
- ページの内容とタイトルが一致している
- 過度に長くない
- キーワードを不自然に繰り返していない
- 全ページで同じタイトルになっていない
- h1見出しの内容と大きく矛盾していない
タイトルの型は結論を前に置く
実務で使える構成です。
30文字前後を目安にする
検索結果で表示される文字数には限りがあり、長すぎると途中で切れます。重要な言葉を前半に置けば、切れても意味が伝わります。目安は30文字前後ですが、厳密な文字数より前半の情報密度を優先してください。
入れるべき要素
| 要素 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| 対策したい言葉 | 検索クエリとの一致 | ホームページ 保守費用 |
| 結論または数字 | 読む価値の提示 | 月額5,000円〜5万円 |
| 対象の明示 | 自分ごと化 | 中小企業向け |
| 地域名 | ローカル検索での一致 | 大阪 |
| 社名 | 指名検索と信頼 | 末尾に配置 |
悪い例と良い例
| 悪い例 | 問題点 | 改善例 |
|---|---|---|
| お知らせ | 内容が分からない | 年末年始の営業時間のお知らせ|◯◯工務店 |
| サービス | 何のサービスか不明 | 外壁塗装の施工内容と料金|◯◯工務店 |
| 大阪 外壁塗装 安い 見積もり 無料 相談 | キーワードの羅列 | 大阪の外壁塗装 費用相場と無料見積もりの流れ |
| 【超重要】絶対に読むべき記事 | 内容が伝わらない | 外壁塗装の見積もりで確認すべき5項目 |
全ページで社名だけが違うタイトルにしない
テーマの初期設定によっては、全ページが「ページ名|社名」となり、ページ名が「ホーム」「投稿」のままになっていることがあります。主要ページのタイトルは、1ページずつ個別に設定してください。
ディスクリプションは書き換えられる前提で作る
説明文の扱いです。
設定してもそのまま表示されるとは限らない
Googleは、検索クエリに応じてページ内の該当箇所を抜き出して表示することがあります。設定した説明文が必ず使われるわけではありません(出典 Google 検索セントラル スニペットの管理・メタ ディスクリプションについて)。
それでも設定する価値がある理由
ページ内に適切な要約がない場合、Googleは冒頭の文章をそのまま表示します。「〜についてご説明します」といった前置きが説明文として表示されるより、意図した文章の方が確実に良い結果になります。
書き方の要点
- そのページを読むと何が分かるかを書く
- タイトルの繰り返しにしない
- 120文字前後を目安にする
- 数字や具体的な条件を入れる
- 全ページで同じ文章にしない
- キーワードを詰め込まない
SNSシェア時の表示にも使われる
ディスクリプションは、SNSでURLが共有されたときの説明文としても使われることがあります。検索結果だけでなく、共有時の見え方にも影響します。
SEOプラグインで一括設定できる機能を使い、全ページに同じ説明文を入れてしまうケースがあります。これは何も設定していないのと同等か、それ以下の状態です。
WordPressでの設定方法
実際の作業です。
SEOプラグインの設定欄から入力する
Yoast SEO、All in One SEO、SEO SIMPLE PACKなどのプラグインを導入すると、投稿・固定ページの編集画面下部にタイトルとディスクリプションの入力欄が表示されます。ここに入力した内容が、記事タイトルとは別に検索結果用として使われます。
記事タイトルと検索結果用タイトルは分けられる
ページ内に表示される見出しは読者向けに読みやすく、検索結果用タイトルは対策したい言葉を含めた形に、と分けて設定できます。両方を1つで兼ねる必要はありません。
優先して設定すべきページ
- トップページ
- 主要なサービス紹介ページ
- 料金ページ
- 会社概要ページ
- アクセス数の多いブログ記事
- 問い合わせページ
すべてのページに手作業で設定する必要はありません。Search Consoleで表示回数の多い順に並べ、上位から着手するのが効率的です。
効果はSearch Consoleで確認する
変更したら測定してください。
クリック率の変化を見る
検索パフォーマンスのレポートで、ページ別のクリック率を確認できます。順位が変わっていないのにクリック率が上がっていれば、タイトルの改善が効いたということです。
表示回数が多くクリック率が低いページを探す
表示回数は多いのにクリックされていないページは、タイトル改善の効果が最も大きい対象です。順位を上げる労力より、はるかに少ない手間で数字が動きます。
変更後は数週間待つ
タイトルを変えても、Googleが再クロールするまで検索結果には反映されません。数日から数週間かかるため、翌日に変化がなくても正常です。
頻繁に変えない
効果を測るには、変更前後で一定期間のデータが必要です。毎週変更していると、何が効いたのか判断できなくなります。変更したら最低1ヶ月は据え置いてください。
最後に
タイトルは30文字前後で、重要な言葉と結論を前半に置く。ディスクリプションは書き換えられる前提で、そのページで何が分かるかを120文字前後で書く。この2つを主要ページに設定するだけで、同じ順位でもクリック数は変わります。まずSearch Consoleで表示回数の多いページを確認し、上位から手を付けてください。すべてのページを一度に直す必要はありません。
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