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2026.04.05

Web管理をアウトソーシングして「本業の時間」を月20時間増やす方法

中小企業の経営者や担当者が、ホームページの更新・保守・トラブル対応に費やしている時間は、平均して月20時間以上と言われています。この時間をそのまま本業に振り向けられれば、営業活動や商品開発、顧客対応に使える時間が劇的に増えます。この記事では、Web管理業務をアウトソーシング(外部委託)することで、どのように本業の時間を確保できるのかを、実務の視点から具体的に解説します。

中小企業のWeb担当者は月20時間以上を「本業以外」に奪われている

中小企業庁の「中小企業白書」では、中小企業の人手不足とIT人材の確保が重要な経営課題として繰り返し指摘されています(出典 中小企業庁 中小企業白書)。専任のWeb担当者を置けない企業では、経営者自身や本業を持つ社員が「ついでに」ホームページの管理を行っているケースが大半です。

弊社に相談に来る事業者の約7割が、社長か事務スタッフがWeb管理を兼務しています。その方たちに聞くと、月に費やしている時間はおおむね以下の通りです。

業務内容 月あたりの目安時間
お知らせ・ブログの更新 4〜6時間
画像の加工・差し替え 2〜4時間
WordPressやプラグインの更新・動作確認 2〜3時間
問い合わせフォームやメールの不具合調査 1〜3時間
サーバー・ドメインの契約管理や更新手続き 1〜2時間
「よくわからないエラー」への対処と調べ物 3〜5時間
制作会社やサーバー会社への問い合わせ 2〜3時間

合計すると、月15〜26時間程度です。平均すれば月20時間。1日あたり約1時間を、本来やるべき仕事ではないことに使っている計算になります。しかもこの時間には、トラブル発生時の緊急対応は含まれていません。サイトが表示されなくなった、改ざんされた、といった事態が起きれば、丸1日つぶれることも珍しくないのです。(その間、本業は完全に止まります)

「自分でやったほうが早い」は錯覚である

Web管理を外部に出すことを検討する際、「自分でやったほうが早い」「説明するより自分でやるほうが楽」と感じる経営者は少なくありません。しかし、それは錯覚です。

自分で対応する場合、単純な作業時間だけでなく「調べる時間」が加算されます(HP管理は社内vs外注でどちらがコスパが良いかもあわせてご覧ください)。WordPressのエラーメッセージの意味を調べる、プラグインの設定方法を検索する、画像の圧縮方法を確認する。ITに詳しくない方がこれらを自力で解決しようとすると、30分で終わる作業に2〜3時間かかることは珍しくありません。専門家に依頼すれば15分で終わる作業を、半日かけて自力で解決し、しかも設定が不完全で後からトラブルになる。こうした「隠れコスト」が積み重なっています。

さらに深刻なのは、本業への集中力が途切れることです。営業の電話をかけている最中にサイトのエラー通知が届く。商談の準備をしているときにWordPressの更新通知が表示される。こうした「割り込み」が発生するたびに、思考が中断され、本業のパフォーマンスが低下します。「自分でやる」のコストは作業時間だけでは測れないのです。(経営者の時間を時給換算すれば、外注費のほうがはるかに安いと気づくはずです)

Web管理のアウトソーシングで削減できる業務は5つに分類される

Web管理業務を外部に委託する場合、削減できる業務は大きく5つに分類できます(HP管理を外注するメリット・デメリットで全体像も確認できます)。それぞれの業務で、どの程度の時間を削減できるかを具体的に見ていきます。

サーバー・ドメインの管理と更新手続き

サーバーの契約更新、ドメインの更新、SSL証明書の更新。これらは忘れるとサイトが表示されなくなる重大な業務ですが、年に数回しか発生しないため「うっかり忘れる」リスクが高い業務でもあります。弊社が引き継いだサイトの中には、ドメインの更新を忘れてサイトが数日間表示されなくなり、その間の問い合わせがゼロになった事例もあります。これをアウトソーシングすれば、更新手続きの漏れというリスクごと外部に移転できます。削減時間の目安は月1〜2時間ですが、トラブル発生時のリスク軽減効果は時間以上の価値があります。

WordPress本体・プラグイン・テーマの更新と動作確認

WordPressは月に1回程度、本体のアップデートがリリースされます。プラグインやテーマの更新を含めると、月に数回の更新作業が発生します。問題は、更新後に「サイトが正常に動作するか」を確認する手間です。更新ボタンを押すだけなら数分ですが、表示崩れや機能の不具合がないかをチェックする作業は意外と時間がかかります。WordPressの公式統計では、全世界のWordPressサイトのうち最新バージョンを使用しているのは一部にとどまっており、多くのサイトが更新を怠っている現状が示されています(出典 WordPress.org WordPress Statistics)。更新を放置するとセキュリティリスクが高まるため、この業務は「後回し」にしてはいけないものです。アウトソーシングにより月2〜3時間の削減が見込めます。

コンテンツの更新・修正作業

お知らせの投稿、ブログ記事の作成、料金表の変更、画像の差し替え。こうしたコンテンツの更新作業は、頻度が高い割に1件あたりの作業量は小さいため、「ちょっとした隙間時間にやろう」と後回しにされがちです。結果として「お知らせの最新が1年前」「スタッフ紹介が退職した人のまま」といった状態に陥ります。放置されたサイトは訪問者に「この会社、まだ営業しているのだろうか」という不安を与えます。コンテンツの更新を外部に委託すれば、月4〜6時間の削減に加え、「更新しなければ」という精神的な負担からも解放されます。定期的に更新されるサイトは検索エンジンからの評価も高くなるため、SEOの観点からも外部委託のメリットは大きいのです。

トラブル対応と原因調査

「サイトが表示されない」「問い合わせフォームが動かない」「変な文字が表示される」。こうしたトラブルへの対応は、発生頻度は低いものの、発生した場合のインパクトが大きい業務です。ITに詳しくない方が自力で原因を調査しようとすると、エラーメッセージの意味を調べるところから始まり、半日〜1日がつぶれることもあります。専門家であれば、エラーの内容から原因を推定し、30分〜1時間で解決できるケースがほとんどです。月平均では3〜5時間の削減ですが、トラブル発生月には10時間以上の差が出ます。(このとき本業が完全に止まるのが一番の痛手です)

制作会社・サーバー会社との連絡調整

ホームページに何か変更を加えたいとき、制作会社に連絡する。サーバーの設定を変えたいとき、サーバー会社に問い合わせる。この「連絡調整」の時間は見落とされがちですが、相手の返答を待つ時間も含めると意外に長くなります。しかも、制作会社から返ってくる専門用語だらけの説明を理解するのに、さらに時間がかかります。Web管理をアウトソーシングすれば、サーバー会社との技術的なやり取りを含めて丸ごと委託できるため、月2〜3時間の削減になります。

アウトソーシング費用と「経営者の時給」を比較すると答えは明白

Web管理のアウトソーシング費用は、月額1万〜5万円が相場です(なぜ月額1万円の外部担当者が最もコスパ良いのかで詳細を解説しています)。一方、経営者の時給を考えてみてください。年商3,000万円の企業の経営者であれば、1時間あたりの機会費用(その時間を本業に使った場合に生み出せる価値)は少なくとも5,000〜1万円です。月20時間をWeb管理に費やしている場合、機会費用は月10万〜20万円に相当します。

項目 自社対応の場合 アウトソーシングの場合
月間の作業時間 約20時間 月1〜2時間(指示出しのみ)
月額コスト(直接費用) 0円(人件費は別途発生) 1万〜5万円
機会費用(経営者の時間換算) 10万〜20万円 5,000〜2万円
トラブル時の対応 本業が止まる 外部が対応、本業は継続
品質 ITに不慣れだとミスのリスクあり 専門家が対応するため安定

月額1万円のアウトソーシング費用で、月20時間の本業時間を取り戻せるのです。Web担当者を1人雇えば月給20〜30万円かかることを考えれば、外注の費用対効果は圧倒的です。「コストがかかるから自分でやる」という判断は、実は最もコストが高い選択肢なのです。

アウトソーシング先を選ぶ際に確認すべき4つのポイント

Web管理のアウトソーシング先を選ぶ際、料金だけで判断すると失敗します。以下の4つのポイントを確認してください。

「何をしてくれるのか」をサービス内容で具体的に確認する

「保守・運用代行」と謳っていても、実際のサービス内容は会社によって大きく異なります。月額費用の中にどこまでの作業が含まれるのかを、具体的に確認してください。特に以下の項目が含まれているかどうかが判断の分かれ目です。

  • WordPress本体・プラグイン・テーマの更新と動作確認
  • 定期的なバックアップと復旧対応
  • セキュリティ監視と不正アクセス対策
  • テキスト修正や画像差し替えなどの軽微な修正
  • サーバー・ドメインの管理と更新手続き
  • SSL証明書の管理

「保守」と名がつくプランの中には、サーバーの死活監視だけで月額5,000円を請求するケースもあります。(正直、それは保守ではなく見守りです)

対応速度とコミュニケーション手段を確認する

サイトに問題が発生したとき、何時間以内に対応してもらえるのか。連絡手段はメールだけなのか、電話やチャットにも対応しているのか。緊急時の対応速度は、委託先を選ぶ上で極めて重要なポイントです。「問い合わせをしたが3日間返事がなかった」という不満は、保守サービスへの不信感に直結します。依頼前に「緊急時の対応時間の目安」を確認しておくべきです。

他社で制作したサイトでも対応可能か確認する

ホームページを制作した会社と保守を依頼する会社が異なる場合、「うちで作ったサイトでないと対応できない」と断られることがあります。他社制作のサイトを引き継いで保守できるかどうかは、技術力と対応力の指標です。WordPressサイトであれば、管理者アカウントとサーバー情報があれば基本的にどこで制作されたサイトでも保守は可能です。(「対応できない」と言う会社は、技術力に自信がないか、やりたくないだけです)

契約期間と解約条件を確認する

最低契約期間が1年に設定されている場合、サービスに不満があっても簡単に解約できません。途中解約の違約金や、解約後のデータ引き渡し条件も確認しておくべきです。特に注意すべきなのは、解約時にサーバーやドメインの管理権限を返してもらえるかどうかです(運用代行を乗り換える際に準備すべき引継ぎ資料の中身で詳しく解説しています)。「解約したらサイトにアクセスできなくなった」という事態は実際に発生しています。信頼できる保守サービスであれば、1ヶ月単位の契約や短い最低契約期間を設定しているケースが多いです。長期契約を強く勧められる場合は、サービスの品質に自信がない裏返しかもしれません。

アウトソーシングで手放すべき業務と手元に残すべき業務

Web管理のすべてを丸投げすることも可能ですが、経営判断に関わる部分は手元に残したほうが良い場合もあります。

外部に任せるべき業務

技術的な作業や定型業務は、積極的に外部に委託すべきです。

  • サーバー・ドメイン・SSL証明書の管理
  • WordPressの更新・バックアップ・セキュリティ対策
  • 表示崩れやエラーの修正
  • 画像の加工・圧縮・差し替え
  • 定型的なページ更新(お知らせ投稿、料金変更、営業時間変更など)

これらは専門知識が必要であるか、定型的で時間だけがかかる業務です。本業の時間を奪う最大の要因であり、真っ先にアウトソーシングすべき領域です。

自社に残すべき業務

一方で、以下の業務は経営判断や自社の専門知識が必要なため、完全に外部に丸投げするのではなく、最終判断は自社で行うべきです。

  • サイトの方向性やデザインの大幅な変更の決定
  • 新規コンテンツのテーマ選定(自社の強みを知っているのは自社)
  • 問い合わせへの初期対応(顧客との関係構築は本業の一部)

ただし、「方針は自社で決め、実作業は外部に依頼する」という分業体制が理想的です。たとえば「この内容でブログを書いてほしい」と指示を出すのは自社、実際の作成・投稿・画像選定は外部、という形です。こうすれば意思決定の質を保ちながら、作業時間を最小限に抑えられます。

アウトソーシング導入後の「月20時間」の使い道

月20時間の本業時間を取り戻したとき、その時間をどう使うかで経営へのインパクトが変わります。総務省の「通信利用動向調査」でも、中小企業のICT活用における課題として「導入・運用を担う人材の不足」が挙げられています(出典 総務省 通信利用動向調査)。人材が足りないからこそ、限られた人的リソースを本業に集中させる必要があるのです。

月20時間は、1日あたり約1時間です。この時間で以下のような活動が可能になります。

活用例 月20時間でできること 期待できる効果
営業活動 新規顧客への訪問・提案を月4〜5件追加 売上機会の拡大
顧客対応 既存顧客へのフォローアップや追加提案 リピート率・顧客満足度の向上
商品・サービス開発 新メニューや新サービスの企画検討 競争力の強化
社員教育 スタッフとの面談や研修の時間確保 チーム力の底上げ
経営戦略 中長期計画の見直し、財務分析 経営判断の質向上

Web管理に費やしていた月20時間を営業活動に振り向けるだけで、月に4〜5件の商談機会を新たに作れます。仮に1件の成約で売上が10万円増えるなら、月額1万円の外注費で月数十万円の売上増加が期待できる計算です。これが「アウトソーシングはコストではなく投資である」と言われる理由です。「ホームページの管理に追われて、本来やるべき仕事ができていない」と感じている経営者こそ、この月20時間の使い方を真剣に見直すべきタイミングです(ITに詳しくない社長がWeb担当者と対等に話すための知識も合わせて読めば、外注先との会話もスムーズになります)。

導入時のよくある不安と、その解消法

Web管理のアウトソーシングを検討する際、多くの経営者が抱く不安があります。しかし、そのほとんどは事前の確認と適切な委託先の選定で解消できます。

「自社の情報を外部に渡して大丈夫か」という不安

サーバーのログイン情報やWordPressの管理者権限を外部に渡すことに抵抗を感じる方は多いです。しかし、保守を依頼する以上、これらの情報の共有は必須です。信頼できる委託先を選ぶことが前提ですが、情報管理のルールを書面で取り交わす、アクセス権限を必要最小限に設定する、といった対策で安全性を確保できます。そもそも、制作会社に保守を依頼している時点で、すでにこれらの情報は外部に渡っています。委託先を変えるだけで情報リスクが大幅に増えるわけではありません。

「こちらの意図が正確に伝わるか」という不安

「ここをこう直してほしい」という修正依頼が、期待通りに反映されるか心配になる気持ちはわかります。この問題を防ぐには、スクリーンショットや画面録画を活用して指示を出すことが有効です。口頭やテキストだけの説明よりも、画面のキャプチャに赤丸をつけて「ここを変更したい」と伝えるほうが正確に意図が伝わります。最近はスマートフォンのスクリーンショット機能で簡単に画面を撮影できるため、慣れてしまえば指示出しは5分もかかりません。

「急ぎの修正に対応してもらえるか」という不安

営業時間や対応のスピードは委託先によって異なります。契約前に「緊急時の対応時間」を必ず確認してください。多くの保守サービスでは、通常の修正依頼は翌営業日までに対応、緊急のトラブルは数時間以内に初動対応、という体制を取っています。自社で対応する場合でも、本業の合間にしか手をつけられないなら、実質的な対応速度は外注と大差ありません。むしろ、専門家が優先的に対応してくれる外注のほうが早い場合がほとんどです。「急ぎの対応が必要なときに限って自分が外出中」という経験をしたことがある方は、この点の重要性を実感しているはずです。

最後に

Web管理に費やしている月20時間は、本来であれば営業、顧客対応、サービス改善に使うべき時間です。「自分でやったほうが安い」と思い込んで自社対応を続けることは、経営者の時間という最も貴重なリソースを浪費していることにほかなりません。月20時間を年間に換算すると240時間、つまり約30営業日分です。1ヶ月以上の営業日を、本業ではない作業に使っている計算になります。技術的な作業は専門家に任せ、経営者は経営に集中する。この分業体制を作ることが、事業の成長を加速させる最も確実な方法です。

Web管理では、月額1万円からホームページの保守・運用・更新を代行しています。他社が制作したサイトの引き継ぎも対応可能です。「今のWeb管理業務にどれくらいの時間を使っているか把握したい」「どこまで任せられるのか相談したい」といったお問い合わせだけでも歓迎です。Webのことは丸投げして、本業に集中できる環境を一緒に作りましょう。

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